島崎清大「ただ、生活。」

その日暮らしGt.Vo.島崎清大の日記。的な。文学かぶれ。

2018-01-01から1年間の記事一覧

夕暮れ

対して、才能もない状況を憂うべき憂う程、 力無き声に耳を傾ける人は多くはなく。 酔って、Lチキ買って、爽健美茶飲んで、 ヘルシーなカロリー、明日を迎え撃つ。 寂しさに次いで出る言葉は、ほとほと虚しく。 アイツの彼女、毎日、卵焼きを巻いている。 僕…

発熱

発熱してポカリ飲んで、 邪な感情なんて優に消え去って。 ただいまという言葉が四畳半、木霊して、 布団敷いて潜り込んで。 温もり忘れたくて髪の毛切ったって、 それを見つめる眼差しは消えなくて、 ねじれた髪に反射する、 雨音すら鬱陶しくなって。 遠く…

離してもいいから話そう。

時間を始め、凡ゆる物は、きっと誰にでも一定に与えられているはずなのに、そこで色々な物や人とぶつかり、実感は異なりながら、人生は進んでいく。 漠然とした不安や、どうしようもない壁に隔てられながら、僕達は言葉にしちゃいけない言葉を堪えながら、毎…

暖冬

今年は全国的に暖冬とのこと。 でも、やはり冬は寒いし、1人は寂しい。 優しい言葉に騙されて、自分の意思を見失う。 言葉が出てこなくなる。その事態よりも、 それでもいいか。半ば諦め気味の自分の幸せさに、 ほとほと呆れる。 溜飲を下げて、キンタマも…

ぼくたち。

僕達は、いつだって、無い物ねだりの日々なのに、確かに其処に在り続ける物に対しては、在り続けると信じてやまないし、その日々に慣れるだけ慣れていって、失った時には、等価以上の悲しみに打ちひしがれたり、互いの違いを憎み合ったりして、正か否かは置…

追憶

歳月は僕等と季節を取り残して進んでいく。業務スーパーの如く陳列された街並みを見過ごし、距離は距離しか産まないから、僕は記憶力を過信する。 今日もまた、縋るものが増えていって、今日もまた、消えるものが増えていって。 離れる言葉と、離れられない…

「愚直」

「愚直」 嗚呼、もう面倒臭えから、 全てを忘れて眠っちまおうかな。 「あ、俺、不眠症、だったわ。」 薬を捨てて、家出しようかな。 嗚呼、もう面倒臭えから、 記憶を消す為、酒を飲もうかな。 「あ、でも、俺、酒癖悪くて、愛する人も、傷つけるんだったわ…

忘れていけば楽なのに。

10月が今日で終わる。 俺たちの感覚は置いてけぼりで、 まだ余っている、すら気がする歳月を差し置き、 通り過ぎていく年月、季節。 10.20〜今日までに至り、 俺は震えるぐらい毎日が幸せで楽しい。 だから、尚更、とても寂しくなるし、 とても不安になる。 …

寂しさなんて堪えて眠るだけ。

感情が生きると言葉が死んでいく。 夜の徘徊、深夜のコンビニ、 手の温もりだけは忘れない。 遅すぎたタイミングは怠慢の果てか。 減った体重、見失った現在。 絶景を超える絶景を。 震える両手、堪える口元。 大人になったと呼ばれた時、 忘れられる幼少の…

刹那

揺らいでいる、木の葉の様に、 迷っている、昨日の「NO」に。 四季が巡る一方、離しきれない尻尾。 嘘で固めた愛情、交差していく激情。 確かに其処に在った、幻みたいな日常。 大人しめの会話で、子供みたいな言い訳。 忘れたい、でも、忘れない。 子供の様…

睫毛

う〜ん。悔いる。 おでこから鼻にかけての マネキンみたいな美しいフォルムを見下ろす時には、鮮やかな過去の情景しか思い浮かばないが、時を経て、孤独を噛み締める夜には、己の幼さ故の身勝手さ、傲慢さに甘えた、欲に塗れた自分の分厚い面しかイメージで…

豚と豚達。

腐る程の錯綜により耳が太く肥えた豚。 思想より論が強くなりがちな言葉達。 知ったかぶり井の中の蛙カルチャー達。 友人の助言を大きく跨いでいく思いやり達。 必死に軌道修正しようと、今日も的外れなインプットアート群。「寝たら、すぐ忘れるんで。」と…

あかつき

三日三晩、飲まず食わず、全く寝ず、 睡眠薬の量だけが増えて行く一方で、 大切なものや人の顔は薄れて行く毎日。 心を亡くして忙しいと書くとは、 よく言ったもので、僕の日常に、 失われて行く物はカ数えきれない。 大切な人の手の温度や表情も思い出せぬ…

8月5日

未完成の感性では君に色も伝えられない。 夕焼けよりも赤い信号を待てずにいる。 家に引きこもり、只管にTVを観ている。 世界から唯一人、取り残された様な面で。 痛い、痛い、痛い。 会いたい、会いたい、会いたい。 そう叫ぶ声は、きっと僕よりも儚い。 期…

要らない物を、掻き集め、

ここ最近、 完全に回復してきたと思われていた 体調やメンタルは、やはり悪化の糸を辿り、 不眠症と、えげつない漠然とした不安に苛まされ、 体の震えや、難聴は酷さを増し、 なんだか、何事にも集中できない日々が続いていた。 フェスから、昨日のライブま…

千文字の手紙。

5月が終わって、6月がやってきた。 鹿児島の梅雨は、何とも言い難い厳しさがある。 雨が降っては灰が降って、灰と同時に雨も降る。 計り知れない緊張感や言葉にできない興奮が留めきれない5月が終わった。WALK INN FES!2018が終わった。 勘違いしてる人も…

大体、僕らが。

包まった死体から脱したい、痛いけど居たいな。 抱いた期待を持っていたい、気体みたいな液体。 大体、僕らが、向かう場所は1つで、 確実に隙間を埋める音楽、言葉、人と人。人々。 間に合っていたい。間に合わせていたい。 抱き合っていたい。問い続けてい…

過眠症のうた。

要らない、何も。捨ててしまおうかな。 濡らした枕は昨日と同じヤツさ。 パーティに行こうぜ。俺じゃ役不足だけど。 ハッピーな曲も、アッパーな曲もないぜ。 12時間寝て、12時間起きてる。 夢か現実か?理想から論理か? 捨ててしまおうか、全部。ババ抜き…

問答

語りかけてくる。 僕自身、超えて、僕の細胞ひとつひとつが、 語りかけてくる。 「もうやめてしまおう。生きてる心地や実感がないならば、もう生きていく必要などないのではないだろうか。そして、今、君が行なっている行動は、生活でも生存でも、最早、堕落…

果て

畏れ多く、日々に何の産物も産むことができず、 ただ自己嫌悪から成る、四畳半に渦巻く憂鬱を、 勝手に感傷や思想と名付けるばかりの男は、 外に一歩出て、人と交わるとなれば、 最果てまで道化を演じきらなければならぬ。 誰か如何程かの借銭と、 飲酒を願…