心酔の勤め
遠くに揺れる。
知らぬ間に枯れた華ばかりを想う。
煌めく陽を、跨ぐ鯉達を見てる。
愛されたって嫌になって、愛し方も忘れて。
俺はただ、サビだけを探す。
欠ける月の下で、朧げな二人、酔いどれ。さえずり、夜の向こう。
駆ける都市の隙間、僕は多分、それ。君と同じ夢を見てる。
どうかしてる?
溶け出した日々、歌に変えても。
どうか、頼む。
巡る季節の側、僕の声を連れて行ってね。
消える影の向こう、
走っていく街の先。
全ての思い出、託し、
穏やかな日々、
探しに行こう。