昨日、近づいた気がした。分かった気がした。 身体と竿の境界が次第に失われていき、 そこに漠然と存在しているかのようで、 それの根源は無。きっと、無。だった。 その無が繋がっていき、確固とした、 より強大な有になり、まだ先を見越す感覚。 意外と冷…
仕事からの帰路、油断していた。 南国、鹿児島にしては、 少し肌を刺す寒さがやってきていた。 空気が澄んだ松原町の一角、 そこに、漂う、といより、馴染む、 いや、そこに溶けるコインランドリーからの、 強すぎる柔軟剤の匂い。 イヤホンから流れていた音…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。