島崎清大「ただ、生活。」

その日暮らしGt.Vo.島崎清大の日記。的な。文学かぶれ。

2019-01-01から1年間の記事一覧

無我

昨日、近づいた気がした。分かった気がした。 身体と竿の境界が次第に失われていき、 そこに漠然と存在しているかのようで、 それの根源は無。きっと、無。だった。 その無が繋がっていき、確固とした、 より強大な有になり、まだ先を見越す感覚。 意外と冷…

誘発

仕事からの帰路、油断していた。 南国、鹿児島にしては、 少し肌を刺す寒さがやってきていた。 空気が澄んだ松原町の一角、 そこに、漂う、といより、馴染む、 いや、そこに溶けるコインランドリーからの、 強すぎる柔軟剤の匂い。 イヤホンから流れていた音…

真っ当を全う。

いつになったら、 自分の人生に底から自信を持てて、 人のことを心より思えるようになるんだろうか。 傷つけてきた人の顔ばかり思い出す。 今の自分の世界は正解なのかと疑ってばかり。 そんな奴が誰かを幸せにするなんて、 大それた話で見当違いも甚だしい…

平常

木枯らしが吹く、酔いどれが揺れる。 頬を伝い、アスファルトが濡れる。 音が流れて声が聞こえ背筋を伸ばす。 遠のく事を恐れるな。 逃げてはいない、進んでいる。 きっと。布団に溶け込む感覚、 それを生存の実感と呼べ。 退化の対価は、現状の愛だ。 君の…

不細工

昔と比べたら、まだ卑屈さは減り、 人として、やるべきことは、 ギリギリ出来てるはずなのに、 なんだか毎日が退屈で鬱屈だ。 嫌ってた正体はマンネリに似たルーティンだった。 通して、笑えていても、帰路に着く頃には刺激的なことを求めてる。あなたは鋭角…

晩秋

感情で感性まで失わないように、 疲労感で昨日までを否定してしまわないように、 仕事帰りは出来る限り、川沿いを歩いて帰ることにしている。 普段、下ばかり見て歩いているのに、 液晶画面ばかり覗いていたら、 他人の足元まで流れ込んできてしまって、 も…

pictures mode staff 解散に添えて。

pictures mode staff 解散に添えて。 僕が日頃、気にしていた、 ライブに於いて、 メンバーの1人が誰が誰に作用するか、とか、 トレブルの効いたフィードバック達も、 先輩たちのコレじゃないよな。という言葉達も、 あの場所、あの時間では、微塵も気になら…

今朝

懸命に生きるしかない。 単純なことですが、腑に落ちないことばかりですが、 生きててよかったです。という言葉で、 少し報われる日々を生きてきた自分を 誇らしく思います。ありがとうございます。 (頭蓋骨折れて軽い脳梗塞状態、顎は外れて口は切れてる) …

途方には暮れるな。

一瞬で、論理が、ひっくり返る。びっくり。 それの根源は、大抵、過信。 人を思って生きていたら、実は、それが負担。 恩着せがましさ、自己陶酔、自己満足。 愛がなんだって、鼻で笑われちゃうよ。 強がり超えてダサくなっちゃって、 自分が放った言葉に気…

ファミマック フォーエバー

校区外から出る勇気のない僕達。 部活の帰り、地元のファミマ。 ファミマックという定例会。 校区を飛び出し、駅のマクドナルド、通称、マックまで行くことのできない、ダサい僕達の唯一の抵抗。小さな革命運動。 その当時の金銭感覚から考えて、 なかなかに…

山之口本通、ファミマ前。

山之口本通、ファミマ。 街をうろつく、ホームレス。 あいつはきっと、 この街の色んな顔を知っている。 昨夜、行われた友達の式。 飛んできたブーケの行方。 受け取る未来の行方までは きっと、誰も興味はない。 夜が深まり、街灯が消えていく。 裏腹に静け…

コントラストの狭間。

着実に悪い流れは近づいている。 背後から、そろりそろりと近付いてきていることには、 もうとっくに気がついている。 踏ん張りどころ、踏ん張りどころ、と思っていたら、 足に力入りすぎて減り込んで、膝はガクガク。 誰にどう伝えていいか、言葉も見つから…

「66'」

もう、どうなったって、構わない。 泣いても、吐いても、朝は来るのさ。 過去の所為にして。 もう、どうなったって、構わない? 触れども、触れども、君は去るのか。 僕の所為にして。 もう少しだけ側に居たいな。胸も痛いな。 ああ、また日は暮れるのか。笑…

魚類

人の死や天災に酷く鈍感なのは、 是迄の生い立ちが大きく作用してるのではないだろうか。 幼少の時、大好きだった祖父が死んだのが最後。 涙を上手く流せなかったり、上手に悲しめない自分に、 余計に悲しくなったりする。 当事者意識という言葉に惑わされた…

27

正直、薄々、分かっている。 俺はきっと何者でもなくて、 何者にもなれないということを。 蛙の子は蛙、その蛙大海を知らず。 そのまま海に投げ出されてしまって、 何処へも行けぬまま、気付いたら沼の中。 傷つけて来た人の顔ばかりが思い出されて、 借りた…

音の鳴る素材。

一個を得ると、一個を損失する。それは何が故でもなく、自分のせいで、容量不足や器量不足が露呈されてしまう。そこでの発言や失念が怖いので、生活の中に於ける音の鳴るアイテムを点けることでしか自分を惑わすことしかできない。奮わせることは無論、ゼロ…

ぼくたち。から半年。

深く眠れずに、夢うつつ、身体は動かないが、脳が動き続け、しかし、心と脳は一体化していないから、どちらかが優位に立つと、どちらかが不利になっていくのが摂理ってもので、どんどんと呼吸が乱れて、全てが完全なる不一致を迎え、それは悪夢となり、懐古…

フィクション

泣いてしまったんじゃなくて、泣いたら何か変わるかと思って、無理矢理、泣いてみただけ。 元々、そんな自分には興ざめしていたし、冷静過ぎたが故、感情的になってしまった心は、より冷静さを取り戻してしまって、一気に、無、というか、どうでもよくなった…

公園にて、素面で。

自己肯定は弱いのに反比例して、自己承認欲求は留まることをしらない。よく言えば昇華、悪く言えば、墓場となるような場所と音楽。そんな日々を送っていると、我を忘れて、人の気持ちなども直視できず、ただ逃げ回ってるかのように家に引きこもって振り返っ…

City Popの所以。

眩く光る、その灯りに、 慣れに慣れて、進み過ぎる時と道。 喧騒で時報が聴こえない。 子供の泣き声が止まない。 季節の渚にて、待っているね。 摂氏6度、隙間風、追い風に変え、 シティポップの所以を追え。 ここでしか歌えない歌が、やっぱり在るんだね。 …

「いや、いや。」

発熱してポカリを飲んで、 邪な感情なんて優に消え去って。 ただいま、木霊して、 布団敷いて潜り込んで。 温もり忘れたくて髪の毛切ったって、 それを見つめる、眼差し、消えなくて。 ねじれた髪に、溶ける、光、ウザくなって。 遠くで生きる日々を、君を、…

猿、去る。

あの歌を聴いて己を律しようと思いつつ、 我が道で生きようと改めて粗めに思い直す度に 片手にアルコールを必ずに持ってる自分が どうしても好きになれない。のに、 もう、どうしようもないなとも思いつつ、 その片手を口元に運び続ける。愚直。 我が道で生…

Panic Through Sound is Dead.

Panic Through Sound is Dead. 雨音が聞こえてきて、 外に出て汚れた身体を洗う。 汚れは落ちることなく、 心が排水溝に流れた。 ラブソングが歌いたくて、 家で1人、隙間と話していた。 今日も、どうも、どうかしていて、 眠れなさそうだ。 イマジネーショ…

亡霊

「期待した私が馬鹿で欲張りだったのよ。」 誰にでも、誰かの亡霊が寄り掛かる。 退廃的空間で排他的生活。 ハムスターの滑車の音が、よく響く。 病は気から。って、巷で聞くけれど、 その気ってヤツを然程、理解してくれないじゃない。 小さな文字を大きな…

惰眠

汚い身体に汚い雨が降る。 さすれば、綺麗になるかと思ったが、 心が下水へ流されたばかりだった。 死ぬって言葉、他の言い方に変えてみて、 生きるって概念、もう深くは考えずに。 互いに敬愛の念を忘れず、自己主張ばかりせず、 譲り合って、お祈りすれば…