島崎清大「ただ、生活。」

その日暮らしGt.Vo.島崎清大の日記。的な。文学かぶれ。

コントラストの狭間。

着実に悪い流れは近づいている。

背後から、そろりそろりと近付いてきていることには、

もうとっくに気がついている。

踏ん張りどころ、踏ん張りどころ、と思っていたら、

足に力入りすぎて減り込んで、膝はガクガク。


誰にどう伝えていいか、言葉も見つからず、

況してや、解決に向かう気もせず、脳は冴えて、

目も冴えて、メモもさえて、

全てを、アイマスクで閉じ込めようとも、

光が消えない。闇が強すぎると光の度合いも増して、

コントラストの狭間で、狼狽え、そして、唸る。6:30になると蝉が一斉に鳴き出す。

アイマスクの隙間から光が差し込み、

パンパンに膨れ上がった膀胱とトイレに駆け込み、

アレはあの時、あの人を傷つけたのかもなぁ、とか、

もう一層の事、全て消し去って、何処かへ。とか、

不毛を超えることはない不毛な独り言と、脳内会議。

便所で流した涙は便所で流し、朝になりすぎた朝、

たばこを一本、深く吸い込み、強く消し、天井と会話。

またこの心情と、この光景か。

何からなのか、誰からなのか分からんが、

ここで逃げちゃダメだよな。と追い込みながら、

追いかけられちゃって、笑いも出ない。


蝉より煩い自己顕示欲、

季節より早い心情旅行、

夕立より強い生活の怠惰。


夏は決まってこうだ。