島崎清大「ただ、生活。」

その日暮らしGt.Vo.島崎清大の日記。的な。文学かぶれ。

発熱

発熱してポカリ飲んで、

邪な感情なんて優に消え去って。

ただいまという言葉が四畳半、木霊して、

布団敷いて潜り込んで。

 


温もり忘れたくて髪の毛切ったって、

それを見つめる眼差しは消えなくて、

ねじれた髪に反射する、

雨音すら鬱陶しくなって。

遠くで生きる日々を心無しに思う。

 


寂しさなんかで枕は濡れない。

涙なんて、なかなか、流れない。

 


携帯の充電器は直ぐに壊れる。

日常は淡々と進んでいく。

離してもいいから話そう。

 

時間を始め、凡ゆる物は、きっと誰にでも一定に与えられているはずなのに、そこで色々な物や人とぶつかり、実感は異なりながら、人生は進んでいく。

 

漠然とした不安や、どうしようもない壁に隔てられながら、僕達は言葉にしちゃいけない言葉を堪えながら、毎日を生きています。これから年を取れば取るほど、それらは姿形を変え、価値を変え、きっと重みになると信じながら、生きていきます。

 

悲しみや不安などの感情ってものは、その一瞬の光でしかなく、大切などという言葉は、ずっと傍で持ち続けれるものでもないのでしょう。

 

しかし、僕等に求められているのは、きっと、「気付く」という行為であるような気がします。これは、本当に大切なことだと思います。だから、僕はまた人を好きになれたのでは。

 

僕がしてきたこと、してもらってきたこと、今、話してる言葉、忘れられない表情や涙。余計な言葉の中で忘れていく大切な言葉と想い。先まで持っていけない重い荷物。

 

その時は気付かなくても、その果てで気づけたのなら。後悔や喪失、愛や夢、本当の終わりを迎えるまでには、きっと自分の物になっていることでしょう。だから、きっと、遅くはない。

 

目に見えない物を追いかけていたら、目に見て分かってもらえる日々が訪れた。あなたが大丈夫と言えば、もうきっと、大丈夫。

 

今日はライブ。マインドは良好。

2018/12/15.

 

 

 

暖冬

 

今年は全国的に暖冬とのこと。

でも、やはり冬は寒いし、1人は寂しい。

優しい言葉に騙されて、自分の意思を見失う。

言葉が出てこなくなる。その事態よりも、

それでもいいか。半ば諦め気味の自分の幸せさに、

ほとほと呆れる。

溜飲を下げて、キンタマもぶら下げて。

頭がいいと思っていたが、

そこまで優れてる訳でもなく、

大切なものはいつも見失ってばかり。

気づくのも遅いし、気付いた時には、

これ何度目だ?と自分を呪う。

しかし、優しい言葉に騙されるのも、

分かり合えないのも、分かってもらえるのも、

どちらでも、全ては同じ大きさで美しい。

稼いだ札束の重みと、借りた金の重みは一緒。

何故、何も言いきれない。

感謝を食って糞して生きてる。

腐らせはしない。腐りもしない。

僕ら、基本的にダメなんだから、

人のこと否定する余裕なんて本当はないし、

僕ら、基本的にダメなんだから、

人の事ぐらい、本当は応援できる。

マインドと思想と経験のバランスを意識しすぎて、

大切なこと、忘れてんじゃないよ。

年が変わる。年号も変わる。季節も変わる。

変わらないもの、ありますか。

そんな日々の中、大切なもの大切に。

自分の事ぐらい愛せますように。

ぼくたち。

 

僕達は、いつだって、無い物ねだりの日々なのに、確かに其処に在り続ける物に対しては、在り続けると信じてやまないし、その日々に慣れるだけ慣れていって、失った時には、等価以上の悲しみに打ちひしがれたり、互いの違いを憎み合ったりして、正か否かは置いて、それを、成長や経験と呼んだりしてみる。

 

それが愚かなことか、純粋なことか、美しいことなのかは、未だに完結できていないけれど、心の話として、その過程でしか見えない感情や景色があると思うのです。麻痺を除くとして、馴れ合いでもなく、この無い物ねだりの日々と、信じてやまない日々と、其処に纏わる人達のことは、少しでも大切にしたいな。と思っています。

 

情け無く、ダメな事の連続の日々ですが、未来を渇望しているうちは、その未来の為に、死の理念超えて、生きていきたいなと思っています。

 

晴天。

追憶


歳月は僕等と季節を取り残して進んでいく。
業務スーパーの如く陳列された街並みを見過ごし、
距離は距離しか産まないから、僕は記憶力を過信する。

今日もまた、縋るものが増えていって、
今日もまた、消えるものが増えていって。

離れる言葉と、離れられない愛を忘れない。
詫びしさなんて、自己満足の形にしかならないから。
遠のく声と、振り返らず進む背中を、追憶する。

絵文字を使うためのワンクッション置く手間。
暇さえあれば電波に縋り続ける今。

忘れないでいて、どうか、元気で。
さようなら、また。記憶の中で、会おう。

「愚直」

「愚直」

 


嗚呼、もう面倒臭えから、

全てを忘れて眠っちまおうかな。

「あ、俺、不眠症、だったわ。」

薬を捨てて、家出しようかな。

 


嗚呼、もう面倒臭えから、

記憶を消す為、酒を飲もうかな。

「あ、でも、俺、酒癖悪くて、愛する人も、傷つけるんだったわ。」

いざ、書を捨て、旅に出ようかな。

 


寂しさ、堪えて、眠ることにしよう。

寂しさ、堪えて、眠ることにしよう。

忘れていけば楽なのに。

 

10月が今日で終わる。

俺たちの感覚は置いてけぼりで、

まだ余っている、すら気がする歳月を差し置き、

通り過ぎていく年月、季節。

 

10.20〜今日までに至り、

俺は震えるぐらい毎日が幸せで楽しい。

だから、尚更、とても寂しくなるし、

とても不安になる。

 

誰がなんと言おうと、

僕はあなたの目を忘れないし、

僕はあのバンドの言葉を忘れないよ。

恥ずかしながら、記憶力だけはいいんだ。

 

本当に大切なものを、大切と思えるように、

これ以上、優しさというものに逃げないように、

僕は身辺整理をしていく。

 

正解を教えてくれた貴方に僕は正解を教えてあげれなかったけど、やはり、どうしようもないものは、どうしようも無くて、酔って帰ってきた今、独りでに放った、只今の一言が四畳半に木霊して、僕は心の満たされない食事をとって、味なんかも分からないのに、その味の隙間に君への虚しさを悟るよ。

 

さようなら、また会おう。

それだけを遺して、僕はまた生き始めるよ。

 

またね。