島崎清大「ただ、生活。」

その日暮らしGt.Vo.島崎清大の日記。的な。文学かぶれ。

生きているのではなく。

阿佐ヶ谷に朝がやってきて、
高円寺に声、鳴り響き、
下北にて南からの風が吹く。

吉祥寺にて、きっと成ずる思い、
確かに、響くが雨の音に消えた。

俺は生きている。
いや、生きているのではなく、
今日も死ななかった。

ミサイル飛んでも地震が起きても、
中型バイクに轢かれても、
俺は今日も死ななかった。死ねなかった。

死に時ではない。愛する人がいる。

愛すべき人がいた。


生きているのではなく、
ただ、死んでないだけ。
遺言残したら、日記になった。

また会えるよね、と、潔く別れた僕は、
死ぬほど苦しい寂しさを抱え、電車に乗り込む。
機材多し僕の肩、白い目は止まない。
雨は上がっていた。

でも。だから。そう。
決めてあった、
次の街へ、次の街へ。
急ごう、急いで向かおう。

落としたもの拾い集めるように。
炭酸水が水になったら、また始めよう。