「愚直」
嗚呼、もう面倒臭えから、
全てを忘れて眠っちまおうかな。
「あ、俺、不眠症、だったわ。」
薬を捨てて、家出しようかな。
嗚呼、もう面倒臭えから、
記憶を消す為、酒を飲もうかな。
「あ、でも、俺、酒癖悪くて、愛する人も、傷つけるんだったわ。」
いざ、書を捨て、旅に出ようかな。
寂しさ、堪えて、眠ることにしよう。
寂しさ、堪えて、眠ることにしよう。
10月が今日で終わる。
俺たちの感覚は置いてけぼりで、
まだ余っている、すら気がする歳月を差し置き、
通り過ぎていく年月、季節。
10.20〜今日までに至り、
俺は震えるぐらい毎日が幸せで楽しい。
だから、尚更、とても寂しくなるし、
とても不安になる。
誰がなんと言おうと、
僕はあなたの目を忘れないし、
僕はあのバンドの言葉を忘れないよ。
恥ずかしながら、記憶力だけはいいんだ。
本当に大切なものを、大切と思えるように、
これ以上、優しさというものに逃げないように、
僕は身辺整理をしていく。
正解を教えてくれた貴方に僕は正解を教えてあげれなかったけど、やはり、どうしようもないものは、どうしようも無くて、酔って帰ってきた今、独りでに放った、只今の一言が四畳半に木霊して、僕は心の満たされない食事をとって、味なんかも分からないのに、その味の隙間に君への虚しさを悟るよ。
さようなら、また会おう。
それだけを遺して、僕はまた生き始めるよ。
またね。
感情が生きると言葉が死んでいく。
夜の徘徊、深夜のコンビニ、
手の温もりだけは忘れない。
遅すぎたタイミングは怠慢の果てか。
減った体重、見失った現在。
絶景を超える絶景を。
震える両手、堪える口元。
大人になったと呼ばれた時、
忘れられる幼少の要所。
寂しさなんて堪えて眠るだけ。
離れると分かって離れない愛。
慈しむ寝息、捉えられない心。
侘しさなんて自己満足の形。
慢心だらけの満身。
見たところ、お変わりないようで何より。
消えそうで消えない火で、煙草を点ける。
告げる日、そう、遠くはないのに、
遅すぎた感情、現状。
また耳鳴り、眠れない日は続く。
揺らいでいる、木の葉の様に、
迷っている、昨日の「NO」に。
四季が巡る一方、離しきれない尻尾。
嘘で固めた愛情、交差していく激情。
確かに其処に在った、幻みたいな日常。
大人しめの会話で、子供みたいな言い訳。
忘れたい、でも、忘れない。
子供の様な仕草で、いつもの様に目配せ。
脇汗、湿らせ、期待外れな回答。
幼気な程の愛情。
う〜ん。悔いる。
おでこから鼻にかけての
マネキンみたいな美しいフォルムを見下ろす時には、鮮やかな過去の情景しか思い浮かばないが、時を経て、孤独を噛み締める夜には、己の幼さ故の身勝手さ、傲慢さに甘えた、欲に塗れた自分の分厚い面しかイメージできない。ほとほと呆れる。
大人は素敵だ。
なぜなら、子供の頃より、
手札も多ければ、戦法も数倍、増えている。
色んな遊び方を知っているし、その奥深さをも理解し得る。
しかし、逆を取れば、純粋無垢さ などとは程遠い、厭らしい論理や、知能合戦や、経験則に基づいた論破脳たちが邪魔をして、ややこしさは膨大になっている。
それでも僕らは愛の意味を知りたがるし、寂しさの埋め方をずっと探している。縋っている。孤独の完成形と、そこまでの過程だって、重々、理解している。
時を経て、変わっていくモノが多い分、あの時、変われなかった、変わらなかった、自分への後悔を払拭すべく、僕は腐ったアンテナを磨きなおして、現実を直視できるように、また対話を重ねる。身体も重ねる。目配せを送る。
其処に在った、微かに消えそうだが、幻みたいな、確固たる現実は僕のものだったし、君のものだったけど、根底は「純」な訳はないよね。
涙を流す。
腐る程の錯綜により耳が太く肥えた豚。
思想より論が強くなりがちな言葉達。
知ったかぶり井の中の蛙カルチャー達。
友人の助言を大きく跨いでいく思いやり達。
必死に軌道修正しようと、今日も的外れなインプットアート群。「寝たら、すぐ忘れるんで。」という願掛けの数々。その流れに逆らうように、逃げ道のようなブログ、言葉の羅列。
不毛か?いや、自分の為だから、産毛ぐらいにはなるか?
しかし、対話、会話の意味なんて、その瞬間と、その瞬間を生きる自分、そう、各々にしか、各々の咀嚼によるものでしか、意味なんて捉えられないですし。
それでも、この間のパーティや、友人と観た腑に落ちない映画や、買ってみたランニングシューズ、怠惰な数時間は何にも代え難い。コンドームはつけなさい。
まぁ詰まる所、自分で証明するしかないでしょ。できるでしょ。と自嘲しながら、進むしかないので。
冷房の跡を残し静まり返る部屋は藍色。
深く睡眠に落ちることができれば緑色。
腑に落ちない性の行き場は朱色。
基本的には、ずっと、灰色。
おやすみなさい。
三日三晩、飲まず食わず、全く寝ず、
睡眠薬の量だけが増えて行く一方で、
大切なものや人の顔は薄れて行く毎日。
心を亡くして忙しいと書くとは、
よく言ったもので、僕の日常に、
失われて行く物はカ数えきれない。
大切な人の手の温度や表情も思い出せぬ連続。
然し、「それが日常(社会)だよ。」と
人々は僕に教えを請う。
僕はそのバランスと日々の心のバランスに
嫌気が刺して引きこもってばかりいる。
そんな日常の中で誘われた
WORD UP のオープンマイク。
アメリカのガレージのような雰囲気で
誰もが歌って、誰もが笑う。
金は無いけど、なんでか酒は進む。
感謝。
県外から来た人なんて
ギャラも貰えずCDも売れず、
地獄の1日でしか無いけれど
音楽に直向きに出会えるのは
こういう日々の連続だと思う。
僕は最近、情報の連続と錯綜と友達の朗々に心を奪われすぎて、何もかもやる気を失くし、もう変えてしまおうかな心持ちだったけれど、やはりラフに楽しめる音楽は素晴らしい。そして、歌うのも楽しい。
バンドを始めて10年の月日が経った。
周りは平成最後という言葉を起点に
目の回るスピードで動き出している。
俺はそこで何を思うか。そこで何ができるか。
がんじがらめの日々は漠然と続く。
しかし、僕は純に君を応援している。
曲もできている。
生活も音楽も金も女性も、
前向きに向き合って行きたい。
酔った。かわなべひろき、サンキュー、