島崎清大「ただ、生活。」

その日暮らしGt.Vo.島崎清大の日記。的な。文学かぶれ。

理想の悲壮。

僕は幸せになりたい。

 


幸せの仕合わせを理解してないあまり、

幸せの具合もあまり知らないし、

それに馴れることも、

暫くないのだろうけれど。

理想の、成りたいものになりたすぎて、

成れない理想とのギャップに

打ちひしがれるばかり。

比較が故なのか、

セッカチ故の

現状のタイム感の遅さなのか。


全てを手段と捉えることができれば

少しは心が軽くなったりするのだろうか。


元ヤンの友達は言った。

根明の根元はなんだ。と尋ねた際に、

まだ悲しいことが起こってないのに、

いま悲しがる必要性などないのだ。と。

悲しいことが起きてから悲しめ。と。


目に見えた窓ガラスを割り続けて、

その中で割れない窓ガラスを見つけて

これは割れないことに

本当の窓ガラスだと安堵することは

意味がないよ。

信頼してる人の言葉が身体に馴染んだ。


腕枕の暖かみだけが本当のはずだ。

白飯の柔らかさも本当のはずだ。

僕が歩いてきた足の感触は、

きっと、現実の連続だったはずだ。


その温度を忘れたわけではない。

怒りを以て灯りにすることの意味は。

優しさを卑しさにしてしまう意味は。


僕は幸せの意味を手に入れるべく、

全ての手段を持って、生きていく。