島崎清大「ただ、生活。」

その日暮らしGt.Vo.島崎清大の日記。的な。文学かぶれ。

平常

木枯らしが吹く、酔いどれが揺れる。

頬を伝い、アスファルトが濡れる。

音が流れて声が聞こえ背筋を伸ばす。

 


遠のく事を恐れるな。

逃げてはいない、進んでいる。

きっと。布団に溶け込む感覚、

それを生存の実感と呼べ。

 


退化の対価は、現状の愛だ。

君の背丈を想う。吐息を漏らす。

白く光って、いつだって、白く光って。

 


繰り返しを繰り返す。

地面を蹴ったら、空に殴られる。

やられても、やり返すな。

それを完結と優しさと呼べ。

 


ヤニの煙と溜息をグッと吸い込んで、

冬の冷たさを肌に感じて、続く。