猿、去る。
あの歌を聴いて己を律しようと思いつつ、
我が道で生きようと改めて粗めに思い直す度に
片手にアルコールを必ずに持ってる自分が
どうしても好きになれない。のに、
もう、どうしようもないなとも思いつつ、
その片手を口元に運び続ける。愚直。
我が道で生きよう思い続ける旅、日常の連続。
男は猿。女は化け猫。
あざとさと、情けなさに、
かまけた、生物。恋愛。
男は去る、女は透け透け。
愛しさと、醜さに、
かまけた、乾物。
「期待した私が馬鹿で欲張りだったのよ。」
誰にでも、誰かの亡霊が寄り掛かる。
退廃的空間で排他的生活。
ハムスターの滑車の音が、よく響く。
病は気から。って、巷で聞くけれど、
その気ってヤツを然程、理解してくれないじゃない。
小さな文字を大きな声で読む。
大きな心をか細い声で伝える。
心を澄まして、耳を澄まして、
目を凝らして、日々を殺して。
髪とかして、君見つめて、我を忘れて。
男は猿。女は化け猫。
あざとさと、情けなさに、
かまけた、生物。恋愛。
男は去る、女は透け透け。
愛しさと、醜さに、
かまけた、乾物。
親愛。