あかつき
三日三晩、飲まず食わず、全く寝ず、
睡眠薬の量だけが増えて行く一方で、
大切なものや人の顔は薄れて行く毎日。
心を亡くして忙しいと書くとは、
よく言ったもので、僕の日常に、
失われて行く物はカ数えきれない。
大切な人の手の温度や表情も思い出せぬ連続。
然し、「それが日常(社会)だよ。」と
人々は僕に教えを請う。
僕はそのバランスと日々の心のバランスに
嫌気が刺して引きこもってばかりいる。
そんな日常の中で誘われた
WORD UP のオープンマイク。
アメリカのガレージのような雰囲気で
誰もが歌って、誰もが笑う。
金は無いけど、なんでか酒は進む。
感謝。
県外から来た人なんて
ギャラも貰えずCDも売れず、
地獄の1日でしか無いけれど
音楽に直向きに出会えるのは
こういう日々の連続だと思う。
僕は最近、情報の連続と錯綜と友達の朗々に心を奪われすぎて、何もかもやる気を失くし、もう変えてしまおうかな心持ちだったけれど、やはりラフに楽しめる音楽は素晴らしい。そして、歌うのも楽しい。
バンドを始めて10年の月日が経った。
周りは平成最後という言葉を起点に
目の回るスピードで動き出している。
俺はそこで何を思うか。そこで何ができるか。
がんじがらめの日々は漠然と続く。
しかし、僕は純に君を応援している。
曲もできている。
生活も音楽も金も女性も、
前向きに向き合って行きたい。
酔った。かわなべひろき、サンキュー、