夕日が沈む川とオレンジトレイン。
療養と言う名のを空白の期間を過ごしている。
その中で、今まで知らなかった世の形態や、
見て見ぬ振りしてきた、社会の常識を、
教えていただく日々。人の優しさに触れている。
療養とは言え、何もせぬ、この日々と、
少しずつ落ち着いて行くメンタルと、
麻痺して行く脳の片隅には、違和感を覚える。
普通の人が普通に歩く。
俺も普通を手にする為に此処にいるのだろうか。
けれど、彼女は言う。
今はそれでいい。今はそれは要らないよ。と。
少しだけ安心しているのか、また見て見ぬ振りするのかは分からないが、僕は明日も彼女も求めてるから従う。人と隣で眠れる日々の大事さと、起きる瞬間の愛おしさを約25年間で最大に感じている。
僕が好きな人たちは、
僕に、最後は、死ぬなよ。生きろよ。と言ってくれる。それだけで僕は笑顔でいれる。
珈琲と煙草と何でもない映画と
少しの勉強と、ドラゴンクエストと、
彼女と、気取らない優しい人達。
心の片隅の不安というシコリを常に感じてはいるけど、約束や会話の中で少しずつ縮小していく日々である。僕はまだまだ生きていけるだろうか。未来は現在になるだろうか。
一先ず、ありがとう。
今日も眠れた。
精神性や哲学や思考よりも
今は分かりやすい優しさと感情と
目に見えぬ暖かい色を探してる。求めてる。
僕も何か与えれたら。